そのご連絡を頂いたのは、昨年の4月のことでした。
「来年卒業する生徒たちに贈る記念品を検討しています。」
それから色々と詳細を詰めて行き、記念品はブックカバーになりました。
小学校の校章と卒業日の刻印を製作して、オリジナルのブックカバーが出来上がりました。
そうなんです。 今日がその卒業式だったんです。
子供たちが喜んでくれたら、本当に嬉しいです!
一職人として、子供たちの門出に贈る記念品のオーダーを頂けたことは、本当に名誉なことです。
これからも地道に、人に喜んで貰えるものを、作り続けて行きたいと思います。
今日、このブックカバーを手にした君たち。 卒業おめでとう!
今の日本は大変な事態に直面していますが、こんな時だからこそ学べるたくさんのことがあります。
それは人として生きて行く上で、とても大切なことで、いつか君たちが大人になって、迷ったり悩んだりした時に、きっと役立つはずです。
今、日本で、世界で起こっている事に関心を持って下さい。
そして、人に言われたからとか、他の人がやっているからとかではなく、自分で考えて行動する人間になって下さい。
今日手にしたブックカバーは、使えば使うほど味が出て来て、君たち自身の手で完成品になります。
いつか君たちも周りの人から、「君、いい味出してるね〜。」と、言われる大人になって下さい。
そして、倉敷に遊びに来て下さい。
その時には、ブックカバーを忘れずに!
そのブックカバーに、君たちのネームを入れる日が来る事を、首を長くして待っています。